yukiyoshisato's blog

とりとめのないめも

今後のキャリアの方向性

まずは今後のキャリアの方向性についてまとめておきたいと思います。

 

これまでは、ベンダーで金融機関向けのデリバティブ管理システムの開発をやったり、金融機関でデリバティブ取引やレポ取引の担保にかかる規制対応や業務設計などをしてきました。そのため、このドメイン知識に加えて、データサイエンスのスキルも身に着けて、これからの新たなブロックチェーン技術を活用した金融サービスにおいて、様々なビジネス課題に取り組んで、世のため人のために役立つサービスを提供していくような仕事をしたいと考えています。

 

データ分析の際のよくある話として、ビジネス側とデータ分析側でうまくコミュニケーションができないということがあるようです。どういうことかというと、ビジネス側はデータ分析の素養がなく、分析結果をうまく咀嚼できなかったり、データ分析側は分析の際にビジネスドメインの素養がなく、うまくビジネス要件を解釈しきれずにデータ分析がうまくいかない、みたいなことがあるようです。

 

マッキンゼーのレポートによると、この穴を埋める役割をするのがAnalytics Translatorというようです。ビジネスの素養もあり、データサイエンスの素養もあり、ビジネス側とデータ分析側をうまくブリッジしてビジネスの結果に結び付けていくような役割になります。データサイエンスの素養は本当のデータサイエンティストほどではないが、バランスよくビジネスドメインの知識も持っているようなイメージのようです。(Analytics Translatorについては別の記事で詳細まとめてみたいと思います)

 

データサイエンティストとしては業務上の実績ゼロですので、まずはAnalytics Translatorのような切り口から結果を出しつつも、純然たるデータサイエンティストとして求められるものもしっかり学んでいこうと思います。

 

しかしながら、ビジネスドメインの知識に関してもチャレンジがあります。これまで11年ほど金融関連の業界に身を置いてきてはいますが、これまでの伝統的な金融ビジネスとブロックチェーンで実装される金融ビジネスは全く世界が異なります。伝統的な金融知識も役に立つ場面はあろうかと思いますが、こちらはこちらでまたゼロからしっかり学んでいかなければなりません。

 

ただ、やはり伝統的な金融領域ではかなり確立されている部分でもブロックチェーンの世界ではまだこれから作られていくようなところもあるかと思いますので、これまでのビジネス知識を活かしつつよりよいサービスを提供できるようにしていきたいと思います。